こんにちは、FRAME00エディターの杉本彩夏です。
未来のアイデアを生み出す女性コミュニティ「bloom」では、第一回アンケートを実施しました。「洋服について」のアンケートで、約90名の女性の方に協力していただきました。
その結果から見えてきた、アパレル業界における未来のサービスアイデアを発表いたします。
1. 親子セットでの購入サービス
アンケート結果によると、洋服を購入するときは親子で買いに行くケースが多いようです。
そこで、インターネット利用世代の10~20世代をターゲットに、親子でセットで洋服を買うと割引になるという情報を、ブランド公式アカウントなどのオンライン上で流します。セットというのは、親子それぞれ好きな洋服を選んでもらうスタイルです。親子で同じデザインでペアルックのように着ることはあまり好まれないと思われるからです。
親子でのセット割引販売をすることで、一緒に店舗に訪れた親子それぞれが洋服を選ぶきっかけとなり、より多くの購入につながるのではないでしょうか?またお店には幅広い年代を対象に商品を揃えておく必要もあるでしょう。
2. 実物体験型サービス
現在、第二の主流購入方法ともなってきているオンライン・アプリによる購入は、実際のところ、それ単独での利用は少なく、実店舗との併用が多いことが分かりました。その主な理由は、お店に行き洋服の実物を確認し試着してから購入したいということです。
そこで、コストの問題はありますが、雑誌であれば本物の生地をつけたり、写真にスマホをかざせば360°から閲覧が可能であったりすれば、消費者が商品の実物をよりリアルに知ることができて、購入につながるのではないでしょうか?
また、近日VRという技術が発達してきました。VRとアパレル業界がつながることで、バーチャルで自分のアバターが現れて試着したり、洋服にふれて感触が伝わってきたりというようなことができれば、わざわざ実店舗に向かう必要がなくなるため天気が悪い時や、遠くにいる時でも簡単に購入が可能となります。
ただ、オンラインでの購入は少ないものの、若者はSNSやアプリ利用がお気に入りの洋服を見つけるきっかけになっていることは現在の傾向であるので、これを効果的に利用する必要がありそうです。
*bloomは、随時参加メンバーを募集しております。
年齢・職業を問わず、全ての世代の女性が参加可能です。
SD/LAとは?
女性の先進的生活者(=トライブ)の調査をもとに、 多様化している女性の価値観や興味関心を可視化します。私たちはこれを”ニュアンス”と呼んでいます。 言葉であらわすことが難しいニュアンスを掴み、顧客の感性に応じたイノベーション支援を行っています。